「すいませーん、注文いいですか?」
こういう場合の”すみません”は、excuse me! と言うんだと教わった記憶があります。が、レストランでそうやって店員さんを呼ぶ人はいません。敬意を欠いてるように思われてしまうかもしれません。
とは言え、僕は当初excuse me で店員さんを呼んでいました。その後、同僚と食事に行った際に教えてもらった事なのですが、基本的には手を挙げて店員さんに気づいてもらうのを待ちます。
なぜ呼んだらダメなんだ!と最初は思ったものですが、店員さんとお客さんの関係性を観察したり、何度も客として店に通ううちにその理由がだんだん理解できるようになってきました。
日本だと、「お客様は神様だ」みたいな言葉を聞くこともあるように(最近は変わってきてるのかもしれませんが)、店員<<客のイメージです。が、そんなパワーバランスはオーストラリアでは存在しないように感じます。「お客さんをぞんざいに扱ってる」という訳ではないですが、食事を待たされる、商品を待たされるなんて事は日本と比べると随分頻繁に起こりえます。ファーストフード店で20分くらい待たされた事もあります笑。「こっちはやる事やってんだ、ガタガタ言ってくるなよ?」みたいな雰囲気のお店があっても、もう驚きません😏
もちろん、「お客様は神様だ」みたいな精神を持ってるお店もあります。が、個人的な感想としてはそこまで多くない気がします。従業員が賄いを食べる席が、その店の1番良い席だったりしますし笑。
日本との違いで言えば、先輩後輩の関係もかなり異なります。15歳のチームメイトもタメ口で話してきますし、僕も監督にタメ口です。もちろん、チームメイト同士で使ってるカジュアルな言葉を監督には使えない、などはありますが、尊敬語や謙譲語など日本人からしても難しいような複雑な敬意の表し方はあまり感じられません。
逆に、敬語というのがあまりない分、他の事でリスペクトを示す事が求められてきます。その辺は難しいですが、年上に対して敬意のない文化と言うわけではありません。むしろ、態度や行動で敬意を示さなければいけない分、リスペクトの精神が強い部分もあるかもしれません。”とりあえず敬語で喋ってりゃいいっしょー”は通用しません😎笑。
ちなみに、後輩と食事に行っても奢る事はさほど期待されません😏。けれど少し歳が離れていたら基本的には奢りますし、ご馳走になったりする事の方が多いです。
今日は少し文化の違いや、学校で習った英語とのギャップについて書きました。ラジオでも話しているので聞いてみるのをお勧めします😏。
では!
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